神戸医療産業都市

~神戸医療産業都市-日本最大級のバイオメディカルクラスター~

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日本最大級のバイオメディカルクラスター
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1995年に発生した阪神・淡路大震災の復興過程で、「神戸医療産業都市構想」が始まりました。この震災で多くの尊い市民の命が失われたことが原点となり、市民の命を守るため医療・福祉の向上を目指し、新たな産業を興して経済の活性化を図り、医療水準を向上させて国際社会へ貢献することを目的としたものです。

2015年現在では310を超える企業・団体が進出しており、雇用者数も7,100名を超え、年々その規模は拡大しています。

人工島ポートアイランドの約200haのコンパクトなエリアに、世界最先端の研究機関、高度専門病院、医療関連企業、大学が集積しており、個々の企業活動だけでなく、共同研究開発やビジネスマッチング、事業化支援や交流会、人材育成など、産産・産学の連携による先駆的な取り組みが行われてきました。

また、2014年3月に「国家戦略特区」に指定され、同年9月には世界初の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた手術が行われ世界中から注目を集めました。他にも、世界最先端の優れた分析力を持つスーパーコンピュータ「京」を活用したインシリコ創薬の取り組みなど、最先端の研究環境も整っており、研究者と企業の交流も盛んになっています。さらに、2016年には主要国首脳会議(サミット)の保健大臣会合も開催され、新たな飛躍が期待されています。

今後も交流活動の促進、企業の研究開発などを支援することにより、多くの優れた成果を生み出し、世界の医療関連産業の拠点を目指しています。

※人工多能性幹細胞:induced pluripotent stem cell (iPS細胞)
皮膚など成体の細胞にいくつかの遺伝子を人工的に導入してつくられた細胞。受精卵のようにいくらでも増殖し、さまざまな細胞に分化する能力を獲得した細胞であるため、再生医療や創薬への応用が期待されている。

 

神戸医療産業都市の主要施設

神戸医療産業都市は、3つのクラスターから形成されています。

再生医療などの研究開発や先端医療について基礎研究から臨床への橋渡しを行う「バイオ・クラスター」。整備中の病院も含めると約1400床の病床となる高度専門医療機関が集積する「メディカル・クラスター」。スーパーコンピュータ「京」、産業界専用スパコン「FOCUSスパコン」、大学など計算科学分野の研究機関、企業等が集積する「シミュレーション・クラスター」。集積する研究機関、大学、高度専門医療機関、企業が融合・連携することによりイノベーションを創出し、世界の医療に貢献を続けています。

<バイオクラスター>

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CLST
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<メディカルクラスター>

神戸低侵襲がん医療センター
チャイルド・ケモ・ハウス
西記念ポートアイランドリハビリテーション病院
中央市民病院
兵庫県立こども病院 外観写真2_HPsize

<シミュレーションクラスター>

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神戸大学統合研究拠点外観(北東面)

 

神戸医療産業都市の取り組み

神戸医療産業都市は、最先端の研究機関や病院、企業が集積している強みを生かし、産学官の強い連携により、革新的創薬・医療機器などの開発を支える仕組みを構築してきました。

毎月開催される「クラスター交流会」では、アカデミアなどの第一人者による特別講演や進出企業の紹介で、情報収集と人脈形成、事業者連携などを後押ししています。

進出企業の販路開拓、事業連携を促進するため、首都圏でのセミナーの開催や展示会への出展、また、海外のメディカル分野の展示会に進出企業と共同出展し、2015年は、MEDICAL FAIR THAILAND(タイ)、MEDICA(ドイツ)に出展しました。

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2015_首都圏セミナー理事講演

■医療機器等のアイディア×KOBE  ~医療機器開発支援~

神戸医療産業都市の進出企業に対して、医療機器などの開発から販売までを一貫して支援する神戸市の「医療機器等事業化促進プラットフォーム事業」は2013年にスタートしました。

市場調査、開発、試作販売などさまざまな段階で、専任のコーディネーターが企業から疑問や要望などを聞き、内容に応じて大学教授や医師らによるアドバイザーと連携し、「神戸医療機器開発センター(MEDDEC)」などの充実したインフラを活用して、問題を解決に導いています。

初期段階では、コーディネーターが医療機関や大学などから機器に関するニーズを調査した上で、企業が持つ技術力を基に、どのような機器を開発すればよいかを助言。開発段階では、事業性の評価を踏まえて事業計画の立案や資金調達、試作品の製作や性能試験の実施などを支援。最終段階では、機器の販売に必要な各種申請や販路開拓まで支援します。

このように、ひとつの窓口で、開発の入口から販売に至る出口まで、総合的に支援・伴走する体制は、新たに医療産業機器等の分野に進出した企業にも好評です。

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■注目を集める神戸アイセンター ~再生医療、リハビリを一体に 

先端医療振興財団、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(CDB)、神戸市立医療センター中央市民病院は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授によるiPS細胞の樹立から7年後の2014年9月、CDBの高橋政代プロジェクトリーダーを中心に、「滲出型加齢黄斑変性」という網膜の難病患者に、患者自身のiPS細胞由来の網膜シートを移植する手術を実施しました。iPS細胞から作製した細胞を臨床応用した世界初の事例でした。

神戸市は、研究・医療施設として「神戸アイセンター」(仮称)の整備を進めています。このiPS細胞を使った網膜の再生医療など眼科領域で、最先端医療の実用化等をはかります。研究部門はCDB、病院部門は先端医療振興財団がそれぞれ担います。このほか、臨床研究を進める高橋政代プロジェクトリーダーが発起人となり、リハビリ部門を担う公益社団法人を設立するなど、運営体制も具体化してきています。

2016年夏ごろの着工、17年秋ごろの完成を目指します。

 

■スーパーコンピュータ「京」で開発加速  ~ 期待高まるインシリコ創薬

スーパーコンピュータを使った「創薬」の拠点形成も神戸医療産業都市で着々と進んでいます。医薬品開発は、一品目あたり10年以上の開発期間と巨額の費用がかかると言われています。これを効率化するため、計算機シミュレーションによる「インシリコ創薬」に大きな期待が寄せられています。

神戸を世界的なインシリコ創薬拠点とするため、先端医療振興財団では2015年度、推進グループを新設。スーパーコンピュータ「京」などを用いた創薬計算基盤プロジェクトを開始しました。現在、国内の製薬会社22社と共同で、次世代型の分子デザインソフトの開発を進めています。

神戸インシリコ創薬拠点が、スーパーコンピュータ「京」と製薬会社のつなぎ役となり、日本の医薬品産業を活性化させ、困難だった医薬品開発のスピードアップをはかり、新薬を求める患者全体への貢献が期待できます。

 

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■WHO神戸センターとの共同研究

WHO神戸センターは、世界保健機関(World Health Organization)の本部直轄機関として1995年に神戸に設置されました。以来20年間にわたり、地元兵庫県、神戸市、経済界と協力し、社会・経済・環境の変化が健康に及ぼす影響やそれらの保健政策への反映についての応用研究が行われ、世界に発信してきました。

これからは新しい研究課題に「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」「イノベーション」「高齢化」を据え、研究を通して革新的で社会的、技術的なソリューションを追及していきます。認知症や生活習慣病に関する研究も非常に重要で、これらの研究は神戸医療産業都市で進められている研究と関連が深いものです。

今後、WHO神戸センターと神戸医療産業都市は、さらなるコラボレーションを実現させ、世界をリードする医療イノベーションを神戸から発信してくことが期待されます。

WHO神戸センター

WHO神戸センター http://www.who.int/kobe_centre/en/ (英語)

 

【詳細情報】

  • 神戸市概要
  • 神戸医療産業都市
  • 神戸の特産物
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